息子に封書が来ていました。
青い封筒の表には、息子の名前が一生懸命な字で書かれていました。
見るからに、子どもの字です。
2階から息子が、頭をかき揚げながら降りてきました。
びっくりしたよ!
俺が書いた手紙だよ。
青南(息子の卒業した小学校です)が、今年100周年だって、
それで、90周年のときに、「10年後の僕に」という手紙を書いて、
タイムカプセルにいれたんだよ、
その手紙だよ、
○○君が横にいて、一緒に手紙を書いています。
△△さんが、先生と話しています・・・。
(自分の回りの様子やその時の気持ちが書いてあるそうです、
それで・・・母)
10年後の僕に、「がんばれ!」
と書いてあったそうです。
そのとき何を思って「がんばれ」と書いたのか、知りたいところですが。
きっと彼は今、10年前の自分とコミュニケーションをしているのでしょう。
Part49
“顧客満足・・・原点≪営業マナー≫を身につけることからの出発
?仕事の姿勢”一歩先を見る、読む”
ある地下鉄の駅に降りました。
予めインターネットで、何番出口に行くとよいということを調べてありました。
プラットホームのちょうど真ん中に降りたようです。
案内板を見ると、左方向の出口に向かうとよさそうです。
しかし、左右を見ても出口がありそうに見えないほど、長いプラットホーム。
乗客も少ない。少々不安。ちょうど駅員さんに出会う。
「こちらに出口は、ありますか?」「はい、あります、どちらにいかれますか?」と聞いてくれました。
「・・・へ行きます」「はい、それでしたら何番出口を出ましたら、すぐに分かりますよ」と、突拍子もない聞き方に「初めてだな」と感じられたのでしょう。親切に教えてくれました。
当たり前にしてくれたことかもしれないが、相手の気持ちを感じてくれたのでしょう。心のキャッチボール、暖かさを感じます。
駅中(えきなか)ならぬchikanaka(地下中)、ある高級スーパーマーケットが、店を出しています。
ワインを2本買っている人がいました。
店員・・・カードは使えません(その店発行のものですが)。
お客さま・・・そうですか。
手提げ袋に2本のビンを立てて入れ、手渡そうとしています。不安定な入れ方で。
お客さま・・・きっとそれ、途中で破れると思うよ。
店員・・・無言で、紙袋を2枚重ね始めました。ビンは立てたまま手渡していました。持ちにくそうにその人は、店を出て行きました。
こんなことは本店では、想像もしていないでしょう、本店の目に見えないところで起きていることが、顧客の評価になりますね。
聞かれたことのその先に、思いを配る。
手渡したその後を、想像する。
仕事は、結果を予測しながら、今の行動に工夫と改善をすることが必要ですね。