六本木ヒルズに向かう途中に、白と紫の花の花壇ができていました。
白い花は、パペチュア(?)、紫の花はラベンダーで、アロマセラピーで芳香療法に使われる花です。
六本木ヒルズ前は、首都高速3号線が走り、その下の道路は、もう何年も工事が続いており騒音と排気ガスやその他諸々で、空気がどんよりとした環境です。
この悪環境の中でもラベンダーの香りを感じることができるのですね。
正確に言うと、意識をして「におい」を感じるという方が、正確です。
意識をして「におい」を感じる、「味わう」「見る」「触れる」「聞く」「伝える」・・・。
「意識をして」を意識してみると、違ったものや気づかなかったものが、見えてくる気がしました。
ちなみに、このラベンダーのにおいに、まず気づいたのは、就活中で第一志望企業の最終面接を明日に控えたYさんです。
感性豊かなYさんが、無事第一企業に就職できることを祈っています。
“ラベンダーの効用:神経の緊張や不安を和らげ、安眠作用をもつ”
今回から、コミュニケーションのスキルとしての「コーチング」について、感じたことを書いていきます。
そもそもコーチングとは、起源とは等など・・・・多くの本が出ています、インターネットを検索すれば、素晴らしくたくさん出てきます。それらも参考にしながら、お聞きください。
第1回目は、コーチング流れについてお話します。
「コーチング」には、「コーチング用語」があります。
コーチをする人を「コーチ」、コーチングを受ける人を「クライアント」と呼びます。
まず、コーチングをしますよ、というコミットメント(約束・合意)をします。
1. コーチングのテーマを決めます・・・現状分析。
現在の課題や将来したいこと、なりたいこと、こうありたいこと等など
現在から将来に向けたテーマを扱います。
過去になぜあのようなことをしたのかをテーマにすることは、ほとんどありません。
あくまでもコーチングは、現在から未来に向けての発信です。
2.「どうありたいか」「どうなりたいか」「どうしたいのか」などの未来の姿を明確にします・・・夢やビジョン、ありたい姿、あるべき姿の具現化
3.1.のテーマ、現状と2のビジョン、ありたい姿のギャップを明確にします・・・ギャップの明確化
4.ギャップを分析すると課題が出てくるわけですから、どの課題に焦点を当てるか、話し合っていきます・・・課題抽出から課題選定。
5.課題が選択されたら、どのようにして解決するのか、方法や手段を決めていきます・・・計画立案。
6.計画を実行する・・・計画実行
7.フォローする・・・継続的な支援
8.振り返り・・・アフターフォロー
おいおいオイ、この流れ、どこかで聞いたことがあるぞ、と思われる方もいらっしゃいますね。
・・・創です、PDCAのサイクルに似ていますね。
何が違うか!
プロセスは同じでも、その取り組みの視点が異なります。
コーチングには哲学があります。
答えは相手の中にある・・・人は無限の可能性を持っている
これを忘れてはいけません。
・例えば、職場の中ですと管理者、リーダー、上司、経験や専門的知識が豊富な人は、自分なりの答えを持っているのですね。分かってしまうのですね。
クライアントの課題解決の答はこれだ!これしかない!これが正しいと決めつけてしまうのですね。
「イヤイヤイヤ、そんなことでは〜」とクライアントが言っている、言いたがっていることに気づかない。これでは、困ります。
・子育て中の親子の会話ですと、「なにをばかなことをいっている〜!」「お前にできるはずはない!・・・」「お父さん、お母さんの小さいころに
は・・・・」「そんなことでは、将来・・・・」「好きなことだけでは、生きていけな〜い!」「あなたのことを一番考えているパパとママの言うことを聞いて
置けばいいのよ・・・」と、これでは会話は決裂です。
こんな場面よく見かけませんか?
あるいは、言っていませんか?
「答えは相手の中にある」ですから、「聞く」「聴く」からコーチングは、出発します。それも意識をして、徹底的に聞くことです。
意識をすれば、騒音雑踏の中でもラベンダーの香り、においを楽しむことができます。
気がつかなかったものを聞き、見つけ出すということです。