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Part 17 距離感

新入社員K子さんからのメールです。
4月第1週目:
「実習に入ってから初の休日です。
いつもは目覚まし時計よりも早く起きてしまうのに
今朝はタイマーの音も気付かずに寝続けてしまいました」
4月第2週目:
「最近ようやく仕事や職場の雰囲気に慣れてきたのか
時間が前よりゆっくり流れている気がします。
先週は一日があっという間でした」

短い文の中にK子さんの様子が、浮かんできます。
会社や先輩の方達との距離が、少しずつ近づいてきたように感じます。

K子さんの日々の積み重ね、コミュニケーションの量が、K子さん自身の「心の距離」を縮めていくことでしょう。

“コミュニケーションの量と質”が顧客満足を左右する。

Part16 「気がつく」から「気遣う」についてお話しました。

今回は、「距離」「距離感」です。

微笑みの貴公子、言わずと知れたヨン様ですが、彼が成田空港に到着する。
ファンは一目見たい、いやそれ以上にできるものなら握手を、彼のどこかに触れたい!と願っています。
しかし、これ以上前に出てはいけないと無常にもロープが張られ、
ガードマンが立ちはだかる。
しかし、ファンを大事にする彼は、ファンの方に歩み寄り、ますます白い歯を輝かせるわけです。ファンは、最高の気分になるわけです。

? はるか遠くに主役を見る距離「公衆距離」:僅かに主役であることを識別できる         
? 遠巻きに主役を見ている距離「社会距離」:主役との距離に立場が感じられる
? 両者が腕を伸ばし届く距離「固体距離」:歩み寄り人間関係が構築できる
? 片方が腕を伸ばせば届く距離「密接距離」:とても親しい関係である

ビジネスの場面でも同じことが言えます。
商談の始まりです。

初対面同士が挨拶をするときは、先ずは?の固体距離から、
そして名刺の交換をする際は、すっと?の密接距離に歩み寄るわけです。
そしてまた、名刺交換が終わると?の状態に戻り面談が始まります。

「距離」の持つ意味をご理解いただけたと思います。

しかし、我々は他者に踏み込まれたくないスペース(領域)があります、パーソナルスペースといいます。
ショップで商品を見ている時に、店員さんに近くで見られていると落ち着きませんね。
距離感が計れない人が、ズカズカと踏み込んできます。
まさしく?の密接距離に踏み込んで来るのです。

顧客満足を「距離感」で高める。
お客様から?の密接距離を作ってくださる関係を築き、心の距離感を縮めたいものです。

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青柳教恵(あおやぎ みちえ)

国家資格キャリアコンサルタント
GCDF-Jキャリアカウンセラー

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