10月のメッセージ 機内誌・・・ミーハー的楽しみ。
酷暑の夏が過ぎ、残暑の9月が終わりました。聖夜のレストランの案内が届き、デパ地下にはお節のポップが飾られています。激震激動は、まだまだ収まるところも見えませんが、10月のうろこ雲は、どこまでもの白さで伊丹空港の青い空にあります。
28歳の野心、33歳の決断、40歳の意欲、46歳の充実、53歳の余裕、58歳の挑戦、65歳の未来。
羽田空港で搭乗ゲートをくぐりボーディングブリッジを進むとその壁面にある銀行の広告がありました。
野心はあっただろうか、本気の決断はしただろうか、40歳、意欲はもち続けていただろうか、充実、余裕。65歳からの未来を得るならば、58歳は、挑戦であらねばならない。
65歳からの未来、その時あなたの財産は、というのがこの広告の本音でしょうか。無論そこに答えはありません。しかし65歳からの未来、いいですね。
機内誌に浅田次郎さんが、もう毎月ずーっとエッセーを書かれています。とてもても楽しみにしています。席に着くとまずこのエッセーを読みます。娘さんに感謝の話しあり、見目麗しき秀才敏腕編集者にそぞろの浅田さんが出てきたり、ご自身の体調や食べ物の話と話題に事欠かず、ミーハー的に氏のプライベートを覗いているようでとても面白い、あの細かい字を一気に読ませるのは、御本職ですものね。
先週に月をはさんでの往復飛行をした。その週の初めの9月号に、カレーダイエット情報に飛びつき(カレーが大の大の大好きだそうです)ダイエット実践中である、必ずやご報告をとあった。
陰ながら氏の健康管理を心配している身としては、その週末の10月号を楽しみにしていた。が、何のことかまったくその話題と異なるではありませんか。よって興味津々であった私は、その中身は殆ど覚えていない。最後まで読み進んできたが、ダイエットの「ダ」の字もない。いささか裏切られた気分である。
が、最後の最後にフォントは8か9の小さい文字でそれもグレーの気弱な色で、ps:カレーダイエットは進行中、お知らせできる時が来たら必ずそのときにはとありました。
浅田次郎さんは、確か58歳?、いやそんな。1951年12月13日生まれだそうです。ですから挑戦の58歳ではないようですが、いくつになっても挑戦時は続きます。カレーダイエットへの挑戦(僭越でした)。
まったくもって覗き見趣味的に氏の朝からカレー、その後は何を食べてもいい(??)カレーダイエットの行く末を来月号ではきっとと楽しみを抱え、ヒコーキで行く仕事先が来ることを待っている私がいます(せこい)。
いい秋の夜を。 2011.10.3 michi-E Aoyagi