2月のメッセージ
今日は2月13日、カナダのバンクーバーで冬季オリンピックが始まりました。
開会式の模様をテレビで見ています。
参加は、82の国と地域、選手約2600人だそうです。
夏、冬合わせて2年に1回、世界はひとつ場所にスポーツ競技に集います。
恥ずかしながら名前を聞いたことはあっても世界のどこにあるのか、
いや名前さえも初めて知る地域や国がいつもあることでしょうか。
(何度もオリンピックを見ている身なのですが)
それでも2年に1度、世界中の多くの人はインターネットやテレビ、
ラジオ、新聞などのマスメディアを通して初めて聞く国を知り、それぞれ
の国や選手の明日の成功を祈り、今日までの計り知れない努力に尊敬の念を
持ちます。
そして世界が平和であることを祈ります。
しかし、実は、今日この日にオリンピックが開かれ、世界が平和であること
の祈りに近づくことさえできない国や地域の人々がいることを、そしてそれは
私の、あなたの周りでも起きていることに、気づかねばなりません。
ちょうどこの日の朝日新聞夕刊に、路上生活者に寄り添う僧侶の活動が記さ
れていました。
昨夜仕事帰りに見かけた閉ざされた公園の入り口に天を仰いで横たわっていた
あの人はどうしただろうか。
オリンピックが行われていることなど知る由もないでしょう。
今日は、雪交じりの雨の土曜日でした。
2010.2.13 cs-eye by Aqua,ltd Michi-e Aoyagi