所要があり、東京ミッドタウンに初めていきました。
地下鉄を降り、地下道を案内板どおりに進むと、視界が急に開け、おしゃれな空間が出現します。
水の透明性とガラスの反射性を木々の緑と大きな白い大理石のアートが、調和させているようです。
大勢の見物客の中で人目を引くのが、インフォメーション担当の女性の様子です。自然なにこやかな表情が、とても素敵です。
館内には、たくさんのアート作品があり、アートツアーというものもあるということです。次回の予定に入れておきます。

所要を済ませ、帰りは地下道を通らずに、地上に出ました。
地下鉄に行くまでの道のりは、先ほどとは見まがうほど。
昔の六本木の猥雑さと喧騒のままです。

再開発された空間とそれに至らない空間。
あまりにもかけ離れていることに、違和感を持ちながらも、どこかで折り合いをつけているのでしょうか。

若い女性の高級有名ブランドのかばんの中に、100円ショップの小物を堂々と入れることにも、どこかでうまく折り合いをつけている人が多いようです。それともそんな意識はないのでしょうか。

ゆっくりとものを見て、ゆっくりと心が感じることを、感じていきたいものです。

２００７年７月９日（月）
C`Ｓ−EYE実践塾　青柳教恵