黒い袈裟姿のお坊さまを電車の中で見かけます。
暑さ寒さも彼岸まで。
本格的な秋ももうすぐでしょう。
まもなく10月。
今年度の新入社員の方々も職場や仕事に慣れ始めたところでは、
ないでしょうか。
また、来年度の内定者の内定式が行われる企業もあります。
そして再来年度の就活もスタート。
ファッション業界のような先取りの展開ですね。
じっくりと自分は、どうなりたいのか、
そのためには今どうしたいのか、
浮き足立つことなく、
静かな季節に考えてみたいと思います。
“顧客満足・・・新たに顧客満足を考える
Part73 リーダーの伝え方「ブリーフトーク」
土曜日の3時ごろにあるTV局で高名な音楽家が、ピアノを個人教授します。それを公開している番組があります。
先生は、ヨーロッパの方が多いようです。学生は、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、もちろん日本人もいます。
子どものころの音楽教室しか知らない私は、音楽家の卵が指導を受けるのは、こんな風にするのかと、半分は曲に惹かれながら見ています。
もちろんこれはレッスンですから、ティーチング(教える、教授する)です。そこでの高名な教授の指導は、まさしく山本五十六の言葉にある
「やってみせて 言って聞かせて やらせて見て ほめてやらねば 人は動かず」、そのものである。
ヨーロッパでのピアノのレッスンに山本五十六の言葉を持ち出すのは、いささか恐縮であるが、その言葉を思い出させるほどにそのものである。
すぐに教授がやって見せる、やらせて見せる、そして大きくうなずく、それでいいとほめる。
そして弾き方(そのフレーズの感性)を短い言葉で表現する。
一面の雪原の静かさ、悲しみより憂鬱さ(門外漢の私は、これがどう表現されたのか分からないのですが、生徒はそのように弾いているようです、先生のnonがありませんから)、イメージは想像できます。
手首と甲はしっかりとさせるが、指先には力はいれずに弾く(試してみたが、私にはできるはずがない、しかし音楽家の卵はこなしているようだ)と要領よく具体的である。専門家同士だから言葉が通じている。
ここぞという時に短い言葉で要領よく伝えるブリーフトーク。
指導にブリーフトークが、生きている。
進むべき方向、するべきことが明確に伝わる。
リーダーが身につけるべき伝え方のひとつである。
ある企業の朝礼で、持ち回りで1人1分のスピーチをすることを提案した。
最初は言いたいことの半分も言えないうちに時間切れ。
3,4ヶ月もすると1分で収める話ができるようになる。
そしてブリーフトークは、ミーティングにかかる時間を以前よりも、短縮する効果も生んだ。
進むべき方向、するべきことが明確に伝わるブリーフトーク。
リーダーが身につけるべき伝え方のひとつ
自分に賭けろ!