「報告・連絡・相談」、第2回目、中堅社員バージョンです。
新入社員にとっての「報告・連絡・相談」は、仕事を一歩一歩確実なものにしていくファーストステップである。では、中堅社員にとっての「報告・連絡・相談」は。
実は、航空会社の機内業務はまさしく報告・連絡・相談の連続です。
皆さんもお気づきと思いますが、乗客が全員搭乗すると機内アナウンスがあります。
「乗務員はドアーレバーを・・・にしてください」という指示から始まり、乗務員は、各ポジションから実施の報告に手を大きく掲げてOKサインを出します。また、仕事の進捗状況を連絡しあい、突発的な出来事は相談しあい円滑に業務を進めていきます。
「報告・連絡・相談」のスパイラルです。
さて、中堅社員の「報告・連絡・相談」、
このクラスになってくると上司からの指示に対する「ホウレンソウ」から、必要な情報をどのようなタイミングで行うか判断が伴う業務領域の仕事をしているわけですから、何から何まで上司に報告することが、マストであるとは言えません。
1.伝えるべきものと・伝えた方が良いもの・伝える必要はないものと内容の判別が必要です。
2.事前に伝えるか・事後でいいか、当事者や相手の責任範囲を考えて行うことが必要です。
突然の仕事や状況が起こる中で中堅社員の「報告・連絡・相談」は、TPOを考えて行うことが求められます。
つまり考えた「報告・連絡・相談」です。
また、「報告・連絡・相談」をスムースに行うためには、報告する相手がどのような報告の仕方を求めているかを知っていると案外スムースに行くことが多いですね。
あなたの上司は、どのようなタイプですか?
先ずじっくり報告を聞くタイプ、報告書に目を通してから出ないと話を聞かないタイプ、報告書に書いていないことを重要視するタイプ、結果を重要視し即決するタイプ、結論がなかなかでないタイプ?
上司のタイプを知り、報告の仕方に工夫をすることも「報告・連絡・相談」の効果を高めるもののひとつです。
なぜなら「報告・連絡・相談」は、コミュニケーションそのものですから。
中堅社員は、”考える”報告連絡相談です。
次回は、上司から見た「報告・連絡・相談」です。
ご期待ください。
自分に賭けろ!