電車の車内に広告に、バラやゆりといった華やかな花の展覧会や
フェスティバル開催の案内を多く見る季節になりました。
ポスターの華やいだ赤いバラの色に引かれ、
日比谷公園の中を通りぬけて、打ち合わせ場所に向かいました。
自然が生み出すものの色は、なんと神秘的なことでしょうか。
やわらかくやさしく、そして気品があることでしょうか。
(バラより、薔薇と書く方に不思議があります)。
暫し、ビジネスの時間を忘れてしまいました。
「報告・連絡・相談」、最終回は、上司編です。
新入社員にとっての「報告・連絡・相談」は、仕事を一歩一歩確実なものにしていくファーストステップである。
中堅社員にとっての「報告・連絡・相談」は、その意味と方法を”考えて”行うものである。
では、上司にとっての「報告連絡相談」は。
こんな上司、あなたの近くにいませんか。
すぐに報告がない!
タイミングが悪い!
聞いていることと違?う!
必要なことだけをいえっー!
結果だけ報告するなー!
勝手に判断するなー!
考えはないのかー!・・・・等など不満をいっぱい言う上司。
ある研修で、嘗て私のそばにいた上司は、これと全く反対です、
好きなようにやってくれとでも言わんばかりに、反応がない上司でした。
最初は、きちんと「ホウレンソウ」をしていましたが、そのうち私たち部下は、ホウレンソウをしなくなりました。
聞かれたときにだけ答える、とても消極的な仕事の仕方をしていました。
でも、仕事は進んでいくのですね。
しかし、そのうちに大きなストレスを感じ、生産性が上がっていないことにチームメンバーは、あせりを感じるようになってきたということです。
実は「ホウレンソウ」は、上司と部下、チーム同士、先輩と後輩、同僚同士との
コミュニケーションであり、それが機能することで組織やチームのモチベーションが高められるものに他ならないのです。
ですから、上司、管理職にとっての「報告連絡相談」は、
「組織力」を強化するコミュニケーションの手段の一つです。
「報告連絡相談」を通し、組織、人材を育て「組織力」をアップさせます。
組織力とは、1+1>2にする集団の力のことであり、
集団を形成する人材を1>1≠1にすることである。
上司、管理者から部下への「報告連絡相談」を通し、
部下にチームにメッセージを発信する。
部下のやる気を高める、育てるチャンスです。
重ねて、上司、管理者にとっての「報告連絡相談」は、
やる気を高める職場環境を作り出すメッセージの発信といえます。