IT時代を生きぬくヒュマンコミュニケーション術
「分かっている」を「している」に換える CS-Eye by Aqua
“コミュニケーションの量と質”が顧客満足を左右する。
“顧客満足は、顧客とドラマを作ることである”
2010.6.5
Part112 会話のチカラ・・・それは気分を動かすチカラ
早いものでもう6月。
日の暮れもどんどん遅くなり、ぐんぐん夏に近づいています。
着るもののかさが減ってくると束縛するものが剥れていくようです。
気分も軽くなる季節になると、新宿1丁目辺りの繁華街は、雑多な色と音が
ますます溢れていきます。
ネット通販のキャッチコピー的にいうなら、マキシ丈のちょっと大人ガーリーなワンピを
着た女子たちを連れたグループを居酒屋の呼び込みが、「いざかや、いかがですかぁー」
と語尾を上げた甲高い声で追いかけています。
が、道を行く人の反応は決まってありません。
(むしろ不愉快そうです)
ドラッグストアーの呼び込みの声も夜に近づくと、そのテンションは一気に盛り上がります。
その声にも人は、無反応です。
彼らの目的は、呼び込むことなのか、声を出すことなのでしょうか。
人々の無反応に徒労感はないのでしょうか。
(人を動かしてみようと考えて欲しい)
就活で疲れた肌を明日の面接官に気づかれたくない女子大生のあなたに○○を!。
(お酒を)飲む前に明日のことを考えてしまう新入社員のあなた!
飲んだ後いつもあーあー言ってしまったと飲まなければ…と後悔型のあなた!と
呼び込んだら。
それってもしかしたらわたしのことかも…とレセプター(聞く耳)が開き、脳が反応します。
急にご飯をしようということってありますね。
場所をどこにしようかとなかなか決断できずにウロウロ。
その理由は「なんでもいいよ」が多いですね。
何を食べようかと迷っているグループの皆さん!
「今日の一押しメニューは○○の◎◎へどうぞ」等と具体的に言われたらどうでしょうか。
呼び込みの声は気分を動かすチカラです。
ちょっとはにかんだような笑顔のサンドイッチショップのマスター。
新メニューのサンドイッチができあがるのを待っていると
「いま美味しいのを作っています。あと1分待ってください。
ハワイが当たりますよ」とポスターを指差しています。
「ハワイ?」
シャメでサンドイッチを食べているところを写して送るのだそうです。
仕事のやりくりでいっぱいだった頭は、マスターのひと言で気分はちょっとハワイ。
サンドイッチシャメ、撮ってみましょうか。
コミュニケーション力:会話のチカラ、それは気分を動かすチカラ。
Cs-Eye実践塾 MICHI-E AOYAGI 青柳教恵