IT時代を生きぬくヒュマンコミュニケーション術
「分かっている」を「している」に換える CS-Eye by Aqua
“コミュニケーションの量と質”が顧客満足を左右する。
顧客満足、あんな話・・。こんな話・・。
2008年2月21日(木)
春の訪れとともに就活戦線が、本格化しています。
あちらこちらの駅で就活スーツ姿の学生さんを目にします。
自分を見失わないでしっかりと会社を選んでほしいですね。
がんばれ受験生。
通勤電車の中で聞こえてきた会話。
会社は、宿題ないんですよね。
あー家に持って帰ってするものはないな、
今は、情報の持ち出しにもなるからね。
就活をしている学生と先輩社会人の会話だろうか。
会話の背景や彼らの様子を窺うことはできないが。
なるほど、宿題・・・。ちょっと宿題が、新鮮に聞こえました。
持って帰る宿題はないけれど、いつも宿題を抱えていますね。
そして答えを出し続けています。
仕事はそれが面白い。
コミュニケーションの“量と質”が顧客満足を左右する。
“顧客満足・・・人と組織を育てる。
Part83“その忙しさ、ホンモノですか・・・仕事を整理する”
3月は多くの会社が年度末になり、新人も先輩も管理職も皆さん忙しい、忙しいを連発しています。
皆さん自身はいかがですか?
周りの人たちは、いかがですか? ・・・・やはり、忙しい。
さて、その忙しさは“ホンモノ”ですか?
・・・・もちろん忙しいですよ、本当に。
そんな声が、直球ボールで返ってきそうです・・・。
特にバリバリ仕事をこなしているプレーイングマネージャーから、返ってきそうです。
<ある女性マネージャーの訴え>
会社は休暇を取れとれというけれど、休暇なんか取れる状況ではない、休暇なんか取っていたら、大変なことになる。
彼女は、誠実でとても優秀です。完全に仕事をこなしていく、責任感が強いタイプです。
しかし、「大変だ」が口癖です。
今年こそは、「大変だ」の状況から脱出し、長年の夢であるトルコ中近東巡りを2週間ぐらいしたいというものです。
<課題達成に向けて>
先ず、いつ休暇を取るかを決定しました。
その日に至るまでをシュミレーションしました。
もちろんその後(不在時)もです。
シュミレーションをする中で、分かったこと。
*プレーヤーの仕事が多いこと。それは彼女自身にとってとても楽しく達成感を感じているということ。
*マネージャーとしての仕事は、後回しにしていること。これがどうも大変だと思う要因であるらしいということです。
*もとめられている役割を改めて認識し直す必要があるというものです。
・・・そのひとつにプレーヤーの仕事を減らすということがあがりました。
プレーヤーの仕事を分析していくと、かなりなものを部下や他のチームに委譲できるものでした。
どんどん委譲していくことにしました。
していく中で、委譲された部下もまた自分が抱えている仕事を分析し、それぞれに適切なところに振り分けていきました。
外部への発注も可能になり、本来するべき人がするべき仕事をしていく流れができました。
彼女は、自分が行っていたプレーヤーの仕事を振り分けていくことで、部下やチームをマネージメントしていくことにつながり、それにやりがいを感じるようになりました。
プレーヤーの仕事に達成感を感じていた時は、自分ひとりの達成感であったが、今はチームメンバーの達成感に影響していること、部下の課題達成に自己も達成感を感じるようになっていきました。
プレーイングマネージャーとしての達成感
組織メンバーの達成感に影響する>個人のプレーヤーとしての達成感
仕事を他者に委譲するには、それなりのバックアップが必要なことは言うまでもありませんが、忙しい忙しい、大変だの皆さん、自己の仕事を整理し思い切って、振り分けてみることをお奨めします。
本来自分がするべき仕事が見えてきます。
(そして長い休暇も取れるようになりますよ)
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