某缶コーヒーメーカー宇宙人調査員ジョーンズさんの一言。
「この惑星の親は子どもを叱らない・・・・!」と空港手荷物検査場の金属探知機を面白がっている子どもに、一喝!!「コラー」
某鉄道会社子ども向け夏休み企画、○○スタンプラリー。各駅に設けられた人気○○スタンプを集めて回ると、景品や抽選に参加できるというものであるらしい。
電車が駅に着くと親子(母の場合、父の場合もある)が、改札口向けて走り、長い列を作る。
(どうも人気スタンプのある駅は、人出も多いようであるらしい)
(中には、父らしきスーツを着たサラリーマンも押していく。何枚ものスタンプシートを押す人もいる。押すスピードがすばらしく速い!)
ここでは、もちろん宇宙人調査員ジョーンズさんは、いない。
一喝する人はいない。「走るな!」
Part69”顧客満足・・・新たに顧客満足を考える
コミュニケーションスキル ”存在感のある人”
叱り態勢・叱られ耐性
嘗て航空会社にいたころ、新人の時のみならず中堅になっても私の周りには、存在感のある先輩諸兄姉が、多かった。 もちろん存在感の中に、怖さという要素も充分にあったが。
決して大きな声で、あれやこれやと叱責する怖さではなかった。
怠け心やちょっと手を抜きたくなったりすると、怖い先輩の顔や声が聞こえてきそうで、居ずまいを正したものである。
存在そのものにオーラとでもいうのか、威厳があった。
OG会などで今会ってもまだその存在感は、消えていない。不思議である。
コンサルティングを通し、多くの企業の社員の方やマネージャークラスの方にお目にかかります。
先輩は、怖いですか? 怖い上司は、いますか? と質問すると「みんな優しいです、いろいろアドバイスをしてくれます」と屈託がない。
マネージャークラスの方は、世の中、「誉めて育てよ!」でなければ、人は育たないと言わんばかりである、が叱ることも必要な場合も結構あるのですが、なかなかできない、どう叱っていいのか分からない。
そっぽを向かれては困ると臆病である。
本気で叱ればいいのです。「本気」で。
叱ることができない人が、多い。
叱り方を知らない人が、多い。
叱ることを恐れているのでは。
そして、
叱られ方を知らない人が多い。
つまり、子どものころから叱られることなく、育ってきている。
(叱られていても、だれそれに怒られるからやめなさいという叱られ方であり、なぜ叱られるか、叱るかという本質がずれていることが多い)
叱ることは、進む方向を共有することである。
叱られることは、自分の立ち位置を明確にすることである。
叱り態勢(…どのように叱るか、その目的は)と
叱られ耐性(…叱られることの意味とそこから何を得るか、叱りの中に学びがある)を伸ばしては、いかがでしょうか。
あなたの会社や職場に、存在感のある人はいますか?
自分に賭けろ!