今月初めに、ある企業グループの就活セミナーの講演をしました。
あいにくの小雨交じりの冷たい朝でしたが、会場ビルの玄関前でコートを脱ぐ女子学生、「お早うございます」の声も初々しい男子学生、さわやかな風を感じました。
講演テーマは、「働くことは生きること」
人生には何度か決断をしなければならない時がある。
働くことは生きていくこと、つまり自分の手と足で生きていくこと。
その最初の決断が、就職である。
どんな仕事、会社で生きていこうかと考えるとき、
“好き”を仕事にしよう!
・・・・できればそうでありたいが、何が好きであるかも、まだまだである。
・・・・これから見つければいい、
・・・・やってみようかと思うことを好きになっていけばいい。
・・・・縁あって出会ったものを好きになればいい。
就活は、自分探しという人もいるが
・・・・自分が何者か、なかなかそうは簡単に分からない。
・・・・もうすでに分かっていたら、これから先は、あまり面白くなさそうである。
人生も企業選びも偏差値では計れない。
人と比較をしても、何も生まれない。
就活の中で喜んだり悔しがったり、悩んだりしながら、今まで使わなかった脳を使う。就活を楽しむことである。
仕事をして何年かがたち異動や昇進、転職があるかもしれない、
そんな節目ふしめの時に、就活をしながらたどり着いた思いや考えが、仕事をしていく原点であった等と助けられることがある。
自分の仕事が好きである人、好きになった人は、幸せである。