猛暑日の連続で日陰ひかげを選んで歩いていますが、昨夜は秋虫の鳴き声が聞こえてきました。自然界では、秋への営みが着々と進められているようです。
しかし、暑いことに変わりはない。負けずにいきましょう。
リーダのひと声。
小学校低学年の子どもたちが、7、8人、大学生らしきお兄さんとお姉さんに連れられて、電車に乗ってきました。
とても行儀よさそうに見えましたが、少し、話し始めた子どもにリーダのお兄さんが、ひと言「静かに。」
決して威圧的ではありません、また聞いている方(乗客)が不快に感じるものでもありません、しかし威厳のあるひと声でした。
声にも個性があり人に伝える印象は、違うものです。
リーダの声の出し方、意識をする必要がありますね。
“顧客満足・・・新たに顧客満足を考える
コミュニケーションスキル
Part71 チームを育てるリーダ
組織は、多くのメンバーとの協働で仕事が進められています。
リーダはリーダの職域と達成目標と責任があり、スタッフにはスタッフの職域と達成目標と責任があります。
それぞれが、影響しあい相乗効果を高めあうことで、組織目標を達成しそのスピードも速めることができるものと考えています。
組織やチームの中で、なんでも自分でするリーダはいませんか?
いつも忙しい忙しいといっているリーダはいませんか?
今回は、チームを育てることに気づいたリーダについてです。
<こんなリーダの悩み相談>
リーダになって2年目。責任感が強く、仕事大好き。企画営業担当。
メンバー(部下)は4名(新人と中堅どころ)
状況?現在新しい目標設定がされ、企画と営業に大忙しである。
?専門的な領域のある業務であることから、新しい知識やマスターしなければならない事項については、習得を指示。
?部下のミスに対しては、うんざりしながらも自分で後始末をしている。その方が早いと信じている。
?部下の不明点や相談は、最適だと考えられる方法を指示していた。
?なぜ分からないのかとストレスをためている。
?これらの結果、自己がすべき本来の仕事が後回しになり、残業をする日々である。
部下メンバーの状況
? 仕事のミスが多い。
? 指示をされることが多いために、自己スキルの向上が望めないことに懸念をしている。
?指示されることにだんだんと慣れ、指示待ち傾向にある。
?仕事の目的(先にあるもの)が不明な様子である。
コーチングセッションを通し、このリーダがリーダとしての仕事の進め方に気づいたこと。
? 資料や情報を一方的に渡し、勉強をしていると思っていた。
? それは、部下の個性を尊重し任せているつもりであったが、結果的には放任であった。
? 自分のやり方以外には、目を向けることがなかった。
? できないとみくびっていたところがある。
行動を変え、実践したこと。
?「ミスをしない」ということをチームで決める。失敗をしても次につなげる対策を考える。責任を追求しない。
?段取りをオープンにする。
?任せると決める。
?そのためには「考える」というプロセスを会話の中に入れ、双方でつくりあげていく。
? ミーティングを定期的に開く・・・自分の気持ちや思い、夢を話す。メンバーの気持ちを話してもらう、そして聞く。
ちょっと遠回りで時間を要するということであっても、”考える”というプロセスを惜しまないことで行動が変わり、変化に対応できる自信に繋げることができた。
まさに考える組織(チーム)は、成果を高める協働組織(チーム)へと変わります。
さぁ、あなたの組織、チームは、一人ひとりが考えるというプロセスを
惜しんでいませんか?
自分に賭けろ!